復讐日記
あたしが子供をおろしてから1年経ち、また冬が来た。


今でもこの悪夢にうなされることが多い。


自分の体から命が無くなった事は、そう簡単に立ち直れることじゃなかった。


あたしはベッドから起きてスマホで時間を確認した。


朝の5時半だ。


両親はまだ眠っている時間。


あたしは1人起きだして脱衣所へと向かった。


この夢を見た時は決まって熱いお湯のシャワーを浴びることにしているのだ。


そうすれば、少しだけ気持ちがスッキリする。

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