復讐日記
昼休憩が終ればまたバイトに戻るにしても、一旦この場所から離れられることが嬉しい。


あたしは一旦更衣室へ戻ってエプロンを外し、店外へと急いだ。


財布だけ持ち、隣接したスーパーへと足を運ぶ。


あたしのお昼ご飯は大抵ここのお弁当だった。


昨日お給料が出ているから、少しいいお弁当を買おう。


そう思ってお弁当を選び始めた時、数人の女子高生たちが大きな声で会話をしながら店内へと入って来るのが見えた。


全く知らない人たちなのに、咄嗟に商品棚に身を隠してしまう。


悪い事もしていないのに、心臓がバクバクとうるさくなってくる。
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