復讐日記
あたしはテーブルの前に座り、復讐日記を手に取った。


これに書いたとおりのことが起こった。


ただの偶然かもしれないけれど、説明書きには書いた本人の目の前で実行されると書かれている。


それも当たっているのだ。


「もしかして、本物……?」


あたしはそう呟き、ノートを確認する。


裏も表もなんの変哲もないノート。


これが脅威になるなんて思えなかった。
< 48 / 321 >

この作品をシェア

pagetop