復讐日記
☆☆☆

その日の内に宏哉からメッセージが届いた。


両親が亡くなった事が書かれている。


あたしが目撃者の1人だなんて、思ってもいないようだ。


《彩愛も葬儀に出席してくれないか》


そのメッセージあたしは顔をしかめた。


またあの2人の顔を見なきゃいけないのかと思うと、正直行きたくはなかった。


でも……あたしが葬儀に誘われるということは、きっとミオリも来るのだろう。


どんな女か確認しておきたい気持ちがあった。


それに……。


あたしはそっと復讐日記に手を触れた。
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