色眼鏡
「明日、その話をお婆ちゃんに聞かせてあげたいな」


夏生がそう言って来た。


「そうだね。フサエさんがどんな眼鏡の使い方をしてきたのかわからないけど、恐怖心を少しでもなくしてあげれたらいいな」


「明日お婆ちゃんの体調がよくなってたら、一緒に行こうか」


「もちろん」


あたしは夏生の言葉に大きく頷いたのだった。
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