色眼鏡
「いいの?」


「いいのいいの。里菜の部屋も見てみたいし」


そう言えば夏生を部屋に上げたことはまだなかった。


あたしは夏生の言葉に後押しされるようにして、部屋の中へと戻ったのだった。
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