色眼鏡
☆☆☆

翌日、あたしは予定通りお母さんと2人で買い物に来ていた。


大型スーパーで食材を購入し、学校の近くにある本屋さんに寄ってもらった。


ズラリと並ぶ書籍。


インクや紙の香りがあたしは好きだった。


本棚の間を歩いているとワクワクした気分になれる。


本の数だけ知識があって、本の数だけ物語があるのだ。


そう思うと本屋さんは宝箱のように感じられる。


レジ前に新刊のコミックを見つめてあたしはそれを手に取った。


ついでに気になっていた漫画や小説をチェックする。


時間は沢山あるんだ。


この際気になっていた物を一気読みしてもいいかもしれない。
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