色眼鏡
☆☆☆
学校から一番違い眼鏡屋は歩いて20分ほどの場所にあった。
大きくて広い店内。
しかし、あの店ほどのきらびやかさはなかった。
「いらっしゃいませ」
女性の店員がにこやかに出迎えてくれる。
「あら、変わった眼鏡をお使いですね」
商品を見るより先にそう言われ、あたしは立ち止まった。
「そう……みたいですね。一点ものだって聞きました」
「金粉がちりばめられてるんですね。とても綺麗(この高校生なら、高価な商品を買ってくれそう)」
「あの、予算は2万円くらいのを探してるんです」
あたしはすかさずそう言った。
学校から一番違い眼鏡屋は歩いて20分ほどの場所にあった。
大きくて広い店内。
しかし、あの店ほどのきらびやかさはなかった。
「いらっしゃいませ」
女性の店員がにこやかに出迎えてくれる。
「あら、変わった眼鏡をお使いですね」
商品を見るより先にそう言われ、あたしは立ち止まった。
「そう……みたいですね。一点ものだって聞きました」
「金粉がちりばめられてるんですね。とても綺麗(この高校生なら、高価な商品を買ってくれそう)」
「あの、予算は2万円くらいのを探してるんです」
あたしはすかさずそう言った。