双子姉妹
☆☆☆

屋敷に戻って自分が購入した服でファッションショーをしていると、あっという間に時間がたっていた。


外は太陽が傾き始めている。


つまり、小春ちゃんが戻ってくる時間なのだ。


あたしは買ったものを袋に入れ直し、大きくため息を吐き出した。


まだこの時間を楽しんでいたい。


そんな気持ちが強くなっている。


だけど時間は止まってはくれない。


電車が到着する時間が近づいてきたので、あたしは1人で屋敷を出た。


歩いて駅まで向かう。
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