双子姉妹
☆☆☆
小春ちゃんはあたしより一足先に家を出て、あたしは武人君に迎えに来てもらっていた。
武人君の家の車は白いリムジンで、小春ちゃんの家と同じように広々として車内だった。
あたしは隣に座る武人君をチラチラと横目で確認する。
思っていた通りのイケメンだ。
写真で見た以上にカッコいい。
こうして車内に座っているだけで絵になるくらいだ。
「今日の小春も可愛いね」
そう言ってくれたのに、あたしはぎこちない笑顔を浮かべることしかできなかった。
付き合い始めて2年も経っているのに、武人君はちゃんと褒めてくれるのだ。
それからあたしたちは買い物をして、武人君は高級腕時計を購入していた。
「欲しい物があったらなんでも言いなよ」
そう言ってくれたけれど、ちょっとしたものでは数十万円するようなお店に連れてこられて、簡単におねだりなんてできるハズがなかった。
小春ちゃんはあたしより一足先に家を出て、あたしは武人君に迎えに来てもらっていた。
武人君の家の車は白いリムジンで、小春ちゃんの家と同じように広々として車内だった。
あたしは隣に座る武人君をチラチラと横目で確認する。
思っていた通りのイケメンだ。
写真で見た以上にカッコいい。
こうして車内に座っているだけで絵になるくらいだ。
「今日の小春も可愛いね」
そう言ってくれたのに、あたしはぎこちない笑顔を浮かべることしかできなかった。
付き合い始めて2年も経っているのに、武人君はちゃんと褒めてくれるのだ。
それからあたしたちは買い物をして、武人君は高級腕時計を購入していた。
「欲しい物があったらなんでも言いなよ」
そう言ってくれたけれど、ちょっとしたものでは数十万円するようなお店に連れてこられて、簡単におねだりなんてできるハズがなかった。