双子姉妹
「男だよ。結構イケメンで若いから、裏ビジネスで働かせてから本格的な奴隷になってもらおうと思ってるの」


「いいじゃんいいじゃん。あたしでも買える?」


リオちゃんが食いつく。


「男性専用のお店で働かせるつもりだよ。女相手じゃ奴隷の調教には向かないし」


「えぇ~残念」


なんの違和感もなく進んでいく会話。


「小春さん、驚いた顔してどうしたの?」


「小春っちの家の奴隷は最近増えた?」


リオちゃんの言葉にあたしは強く左右に首を振った。


「奴隷なんていないよ」
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