双子姉妹
☆☆☆
休日ということもあり、駅前はかなりの人で溢れていた。
この中から小春ちゃんを見つけなければならないのかと思うと、途方に暮れてしまいそうになる。
あたしはすぐにスマホを取り出して、約束場所に到着したことを小春ちゃんに連絡した。
昨日のうちにライン交換をしていたのですぐに電話がかかって来た。
「も、もしもし」
電話に出ると声が上ずってしまった。
『もしもし、心ちゃん?』
可愛らしい声が電話の向こうから聞こえてきてドキッとする。
「は、はい! そうです」
思わず敬語になってしまう。
『今どの辺? どんな服装?』
「えっと……今駅の交番の前で、花柄のワンピースを着てる」
そう言いながらも、心臓はドクドク言いっぱなしだ。
休日ということもあり、駅前はかなりの人で溢れていた。
この中から小春ちゃんを見つけなければならないのかと思うと、途方に暮れてしまいそうになる。
あたしはすぐにスマホを取り出して、約束場所に到着したことを小春ちゃんに連絡した。
昨日のうちにライン交換をしていたのですぐに電話がかかって来た。
「も、もしもし」
電話に出ると声が上ずってしまった。
『もしもし、心ちゃん?』
可愛らしい声が電話の向こうから聞こえてきてドキッとする。
「は、はい! そうです」
思わず敬語になってしまう。
『今どの辺? どんな服装?』
「えっと……今駅の交番の前で、花柄のワンピースを着てる」
そう言いながらも、心臓はドクドク言いっぱなしだ。