双子姉妹
あたしはベッドから抜け出し、足音を立てないよう階段を下りた。


そのままバスルームへと向かい、温いシャワーを頭から浴びた。


汗が流れて行き、心地いい。


妙な夢だったけれど、現実世界で涼太と小春ちゃんが会う事なんてないんだから、気にする必要はない。


シャワーで汗を流すと同時に、嫌な気持ちもすぐに流れて行ったのだった。
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