加工アプリ
☆☆☆

そのまま教室へ戻ると見たくない光景を遭遇してしまった。


楠葉と四葉の2人が博正を真ん中に挟んで楽しそうに談笑しているのだ。


いつの間に戻って来たんだろう。


苛立ちを覚えながら自分の席に座った時だった。


「雅」


楠葉があたしの名前を呼んだので、あたしは驚いて顔をあげた。


「ねぇ、あたしたちの写真を撮ってよ」


そう言い、あたしにスマホを差し出してきている。


「なんであたしが?」


つい強い口調になってしまう。
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