加工アプリ
「じゃ、俺サッカーの練習に戻るから」


博正はそう言って席を立った。


「うそ。学校に戻るの?」


あたしは慌ててその後を追いかけた。


「あぁ」


「じゃあなんでコーヒーなんて……」


そこまで言って絶句してしまった。


博正の後に続いてコーヒーショップを出た時、目の前に楠葉と四葉の2人が立っていたのだ。


「今日はこいつらに頼まれたんだ」


「ありがとう博正」


楠葉がそう言い、博正に5千円札を手渡した。


「おう。じゃあな」


そう言って歩き出す博正。
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