加工アプリ
「2人とも読者モデルだから、仕事が忙しいのかもね?」


あたしがそう言うと、ミカちゃんは苦笑いを浮かべた。


「確かに綺麗だけど、あまりいい性格ではないよね」


コソッと耳打ちするようにそう言って来た。


「クラスのみんな、もう2人の性格もわかってるから、雅ちゃんも無理しなくていいと思うよ?」


そう言われてあたしは頷いた。


もちろん、もう無理をするつもりなんてなかった。


「ありがとうミカちゃん。あたしミカちゃんみたいな友達が欲しい」


「あはは。そんなこと言わなくてももう友達だよ」


フワフワと笑うミカちゃんを見ているとつられて笑顔になった。
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