加工アプリ
☆☆☆

放課後、あたしは手紙に書かれていた通り体育館裏へと移動していた。


手紙にも好きだと書いてあったけれど、直接伝えたいから来てほしいと書かれていたのだ。


万が一昨日のようなことにならないよう、ミカちゃんに事情を説明しておいた。


30分経ってもあたしからメールが来なければ様子を見に来てほしいと、伝えてある。


「ごめん。お待たせ」


そう言われて顔を上げると、頬を赤く染めた先輩が立っていた。


「今来たところです」


「本当に来てくれるとは思わなかった」


そう言って照れたように頭をかく先輩。
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