加工アプリ
悪くない顔をしている。


「手紙にも書いたけど、俺、荒川さんに一目ぼれしたんだ」


そう言っている間先輩はあたしと視線を合わせなかった。


告白をすることに馴れていない様子だ。


このくらいの方が新鮮でいいかもしれない。


「あたしなんかに一目ぼれするって、珍しいですね」


「そんなことないよ! 俺の周りは結構いるよ……」


「そうなんですか」


じゃあみんな告白する勇気がないだけみたいだ。
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