加工アプリ
その後ダイエットをやめて転落していく様子は安易に想像がついた。


頑張っていたのにどんどん太って行く体重にすべてが嫌になる。


写真に写っている2人はメークもしていないから、オシャレに興味が無くなったのだろう。


「これじゃ読者モデルなんて無理だよねぇ」


誰かが笑いながらそう言った。


「だよね。でも読者モデルなら雅ちゃんがやればいいよね」


「それ思ってた。2人よりも雅ちゃんの方がずっと可愛い」


「雅ちゃんなら専属モデルで行けるでしょ」


きゃあきゃあ騒ぎながらあたしを褒めちぎるクラスメートたち。


あたしはそれを心地よい気分で聞いていたのだった。
< 224 / 247 >

この作品をシェア

pagetop