加工アプリ
☆☆☆

慌ててメークを落としはじめたものの、濃いメークはなかなか落ちない。


2人ならメーク落としも持っているかもしれないけれど……声なんて、かけることはできなかった。


水で顔を洗いながらも、悲しさが込み上げて来る。


どうしてこんな事をしたんだろう。


あたしはただからかわれていただけなんだろうか?


あんなに仲が良かったのに!?


一瞬にして2人のことがわからならくなってしまう。


涙で視界が滲んできた時、トイレのドアが開いた。


ハッとして視線を向けると2人がトイレに入って来たところだった。
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