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お粥を食べ終えたあたしは両手にお菓子を抱えて自室へと戻ってきていた。


辛い事があるとついつい食べてしまうのが、あたしの悪い癖だった。


それでも食べる事でストレスが軽減されるのだからいいと、両親は言ってくれる。


「あたしは読者モデルじゃないし」


そう呟いて、ポテトチップスの袋を開けた。


油のいい香りがする。


さっき食べたばかりなのに、すでにお腹が減って来た。


ストレスを感じていると満腹中枢がバカになるみたいだ。


あたしは次から次へとポテトチップスを口に運ぶ。


同時にチョコレートの箱も開けた。


しょっぱい物と甘い物を交互に食べる事が大好きだった。