加工アプリ
なにも変わらない日常がとても恐ろしく感じられる。


「あれ? 雅ちょっと痩せた?」


四葉にそう言われてあたしは首を傾げた。


昨日あれだけ食べたのだから痩せているわけがない。


「そんなことないよ」


そう言って苦笑いを浮かべる。


今度は綺麗になったとか言ってバカにするつもりなのかもしれない。


「本当に?」


四葉は執拗にそう聞いてくる。


あたしは会話をすることが面倒になり、2人を置いてトイレへと向かったのだった。
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