加工アプリ
「うん。心配かけてごめんね」


「ううん。それよりさ、あの2人のことは平気?」


手を洗いながらミカはそう聞いて来た。


咄嗟には返事ができなかった。


平気かと聞かれれば全然平気じゃない。


「友達……だと思ってるけど……」


あたしは口ごもりながらそう言った。


「そっか。2人から離れろとは言わないけど、相談くらいは乗るからね」


「うん、ありがとう」


ミカの言葉にスッと心が軽くなる気がした。


けれど、教室に戻ればまたあの2人と一緒にいなければいけない。
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