沈黙する記憶
「そう? じゃぁ私が車を出すから案内してくれる?」


「もちろんです」


夏休みには他県からも沢山の観光客が訪れる。


日が暮れるとなにかと物騒にもなるし、それまでに見つけだしたい。


その思いで、あたしは杏のお母さんと一緒に車に乗り込んだのだった。
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