沈黙する記憶
画面には杏からのメールが表示されている。


「これ……まさか……」


裕斗は驚いて言葉を詰まらせる。


その気持ちはあたしにも十分に理解できた。


杏が妊娠だなんて信じられない。


杏と夏男は1年前から付き合っているからそう言う関係になっていても不思議ではない。


でも、まさか杏の身にそんなことが起こるなんて……。


そんな気持ちで一杯だ。
< 52 / 229 >

この作品をシェア

pagetop