浮気の定理
「ねぇ……」
「ん?」
「あとどのくらい、いられるの?」
「ん~、そうだな……あと一時間くらいかな?」
時計を覗きながら彼はそう言った。
今、時計は10時を少し過ぎた辺りを指してる。
11時過ぎには帰るということなんだろう。
きっと、終電に間に合わせるつもりだ。
「あたし、泊まっていってもいい?こっからのが職場近いし」
まだ実家暮らしの私は、あまり遅くなると父親がうるさい。
だったら泊まってしまえと思うのと、体もだるくて帰る気にならないというのが本音だ。
「ん?」
「あとどのくらい、いられるの?」
「ん~、そうだな……あと一時間くらいかな?」
時計を覗きながら彼はそう言った。
今、時計は10時を少し過ぎた辺りを指してる。
11時過ぎには帰るということなんだろう。
きっと、終電に間に合わせるつもりだ。
「あたし、泊まっていってもいい?こっからのが職場近いし」
まだ実家暮らしの私は、あまり遅くなると父親がうるさい。
だったら泊まってしまえと思うのと、体もだるくて帰る気にならないというのが本音だ。