R Y U S E I
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「…ういえば、
……雅が、潰されたらしいな」
…ん、……誰?
目が覚めると私以外の誰かがいた。
「え!そうなの?
風雅のヤツら汚ぇことばっかやって
たから迂闊に手ぇ
出せなかったんだよなぁ」
ん?風雅?
「で、どこの族がやったんだ?
並のとこではないよな」
「族じゃない、
組だ。
しかも1人で。
そいつ、最後に
流星って言い残したらしいぜ?」
え、まって、私の話題?
やめてよ。
てゆーか帰れない。
しかももしかしなくても
こいつら、
「っ、
流星、だと?!
あの五十嵐組のか?!
やつらは族潰しなんか
やんのか。
絶対目ぇ付けられねぇように
しねぇと…」
「ねえ、光成。
流星って人そんなに強いの?
光成たちって、全国No.1
なんでしょ?」
はいビンゴ。
やっぱりこいつら雷神だ。
今の声は間違いなく結菜。
そういえば新言ってたっけ、
屋上はたまに学校に
来た時の雷神の溜まり場だって。
私って、なんてツイてないんだ。