R Y U S E I
「ただいまー。
あ、大和さん帰ってたんですか」
新も帰ってきた。
「おい、新。
私に舌打ちとはどーいう用件よ」
忘れたとは言わせないよ?
今頃焦っても仕方ないんだからね。
「あ、あれは!
あんな所で自己紹介なんか
させるから!
仕方ねーじゃんかよ!!」
ふーーーん。
師匠の私に向かっていい度胸してん
じゃない。
あ、実は
新に喧嘩を教えたのは私
だったりする。
新を拾ったのは私だからね。
だから、今頃慌てたって
遅いんだって。
「お!新、
久遠に舌打ちしたのか?
お前、いい度胸してんな~」
「大和さんまで、
やめてくださいよ!!
悪かった久遠、すみません」
反省してるなら仕方ない、
許してやろう。
「よし、ハーゲンダッツ3つで」
「わ、分かった…」
そのまま
新はハーゲンダッツを買いに
コンビニに向かった。