R Y U S E I

歓迎会

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月曜日になり、
私はいつも通りに登校して
授業を受けた。


ただ、珍しいことに今日は
結菜もちゃんと授業をうけてたんだけど。


何事も無かったことに
安心して帰ろうとした時





「「「キャーーーー!!!」」」



…嫌な予感。




ブォン!!!






やっぱり雷神たちが来た。


結菜は知ってたみたいな
態度をしている。

ちょっと、
なんで言ってくれなかったの。


ギロっと結菜を睨んでやると、


「言ったらシオン、
早退して先にかえっちゃうでしょ」


そう言い返してきた。


まあ、確かにそうかもしれない。


「ゆい、シオン!
迎えにきたよ~!!」


そう言うのは谷島凛。
無駄にテンション高いよね、いつも。


谷島凛にはいつも犬の耳と尻尾が
あるように錯覚させられる。



……てゆうか、幹部の皆さんが
お揃いのようで。



周りがすごくうるさい。




「あーー、

ほんとにうっせぇな。

お前らも乗れよ、
ほらゆい、来い」


そう言って総長様は
結菜にヘルメットを渡した。

結菜は総長の後ろって決まってる
って訳ね。


ふっ、
ドンマイ北京澄。



「お前も誰かのバイク
に乗れ」



総長はそういうけどさぁ、
一体誰が乗せてくれるってのよ。


「シオンちゃん!
俺の後ろはどう~?」



うん、
チャラ男の三好皐月は論外。



「けっ、
てめぇみたいなブス
誰が乗せるかよ」


心配しないでも北京澄の
後ろだけは死んでも乗りたくないから。



「シオン!俺の乗りなよ!」



そうだな~、
載せてもらえるなら谷島凛のでも
いいかなと思い始めた時、

新が目に入った。


あ、なんだ。
新がいるじゃん。



「いい、新に乗せてもらう」



そう言うと、皆びっくりして
固まってしまった。



「や、やめなよ。
いくら何でも新は無理だって!」

「流石に新は乗せてくれないよ。
光成の後に乗るのより無理があるって!」




え?



「そうなの?」



まあ、乗るんだけど。
しかも私は何度も新のバイク
には乗ってるし。

新ってば、生意気にいいバイク
持ってるんだよね。

勝手に使ったときは
さすがにちょっと怒ってたけど。







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