少女と出会いの逸話
それからほんの少し歩くと目の前に大きな少女の身長の約三倍ほどあるとても大きな扉があった。

少女とミミズクは同時にごくりと生唾を飲む
(この大きな扉を開けたらオオサマがいるんだ…すこし、怖くなってきたわ)

少し青くなっている少女の顔を見てミミズクは少女の頭にすり寄ってこう言った

「大丈夫よ、大丈夫、怖くないけんねうちが一緒におるけんね大丈夫大丈夫」

少女を安心させるようミミズクはそういって聞かせた。少女は深く、長い深呼吸を二つ三つして一つの大きな扉を見つめ体全身にぐっと力を込め思い切りドアを押した

でも思ったよりドアは軽く、中に入った瞬間
勢いあまってそのままステンと転んでしまった

「ぐえ」

と、おかしな声を出しながら転んでしまい恥ずかしそうにその格好のまま少女はその小さな顔顔を赤く染めあげた
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