好きになったあなたは雨の日にしか現れなくて


「ふふっ、どうする?」


「お、お願いします。」


「はい。じゃ、もっとこっち寄って!」


「きゃっ」



彼はいきなり私の肩を寄せて

傘の中に入れる。


*やっぱりイケメンって慣れてる手つき*


そう思いながらもドキドキしてしまう。

はぁ。イケメンって罪だわ。

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