淡雪
 今回花魁を出したものの、廓言葉は使っておりません。
 あれ難しいんだよ。

 まぁいろいろイレギュラーなことを盛り込んでるので、れっきとした花街と思わないでください。
 外で間夫と会うなんて無理だからね。

 そういえば黒坂、初めは名前もありました。
 音羽は名前で呼んでたんだけどね、その名前がかなりお気に入りで、こいつにゃ勿体ねーわって思って、苗字だけで通すことにしました。
 だってこいつ、斬らないんだもんよ(-"-)

 つかこれ、全く斬り合いないじゃん。
 そして恐ろしいことに、本当に斬り合いなく終わってしまいました。

 奈緒は黒坂に斬らそうかとも思ったんですがね、浪人なんで、後がややこしそうだな、と。
 捕縛されるやろしなぁ。
 まぁ揚羽や音羽が殺されてたら、黒坂が斬ったでしょうけどね。

 奈緒のことは、もっともっと恐ろしくしようかと思ったんですけど、あんまり事件的に大きくなってしまったら、お武家といえども公に裁かないといけなくなるし、大事になるのでこの程度に。

 それにしても、書き始めた当初は、こうなるとは全く思ってませんでしたよ。
 想像しないラストになるっていうのも、いつものことだけど。
 んでも何気にラストは綺麗に初めと繋がったな、とラストを書いて思いました。

 ちなみに表紙にある『葵上』の詞章ですが、なかなか凄い言葉で、これだけで六条の御息所の心が汲み取れると思うのですがどうでしょう。
 能の詞章は、『葵上』と『道成寺』『鉄輪』を候補に挙げてました。

 次回作はこれの前に書き終えている、何だったらその前の茶道のやつより先に書き終えている歴史もの。
 書き終えてるわりにはタイトルがまだ思いつかないというね。
 しかしほんまにいい加減ネタ切れだ……(-_-;)

 それでは何か全体的に微妙な話にお付き合い頂き、ありがとうございました。
 次回作でもお会いできることを祈って(^人^)

2018/05/09 藤堂 左近
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