過去にあるもの
憧れていた時期が来た

ガラリと変わる

複雑な気持ちを残したまま
私は高校生になった
志保は私立の高校に行った
私は定員割れしている工業高校へ


高校はどこでもよかった
志保は真面目でかわいかった
私と正反対で素直で
むしろ羨ましかったぐらい
だった



私は卒業できればいい
との思いだったから、将来の夢はトリマー!
とか思いつつ工業高校に進み
友達もガラリと変わった


志保とも会わなくなってしまった



私は絵梨香といるようになった


学校帰りは決まって絵梨香の家に遊びにいってた

高校は絵梨香とバレーボール部に入った
絵梨香は中学バレーボール部だったので、
トスやアタックがすごい様になっていた

工業高校だけあって、クラスに女子は6人しかいなかった

もともと男まさりの私はすぐ男友達ができていた

小林が一番話しやすかった

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