いつか 君が透明になっても。
ーキキッ ガチャン
コウキの原付が家の下に着いたみたい
外まで コウキを迎えに行く。
「…待った?」
コウキが口を開いた
懐かしいなあ。 この声 ハスキーなこの声が私は大好きだった。
《家 誰もいない。》
このメール打ったの いつぶりかな
私こんな感じだけど 入試の1ヶ月前は誰とも遊んでない。1人っきりで家に篭ってた。
真面目にやる時はやる子だな。って
我ながら感心した。