いつか 君が透明になっても。

神様のいたずら

全てを読み終えた後 私は思わず手紙を落とした。
時間が止まったかの様だ。
私は目の前にある手紙が 私に宛くてられた文章であるのかが理解できなかった。

怖くて身体が震える
全く身に覚えがない
手紙から離れるかのように後ずさりをした。

頭痛がする 涙が出てくる 心臓が大きく打っている。

手紙を書き 私に送った 貴方は…誰？

最後に書いてあった 《平田 夏 》という男
平田 夏が同姓同名の私と間違えて送ってきたんだろう。

名前も確かでなければ 顔もわからない。

でも文章の字体すら昔見て読んだことがあることがあるかのように
すべてが懐かしいと思った。