やっぱり君だった
*噂の転校生
そして気づけば土日が終わり月曜日になっていた。
土日で頭が空っぽになっていた私は普通に登校してきた際にクラスががザワザワと騒がしいことに気がついた。
あれ?
今日ってなんかあったかな?
頭の中で考えても思いつかなくて、「おはよー」と言いながら席に着く。
「おはよ」
「雪乃ちゃんおはよう! やっと今日だね!」
「あ!沙織、舞美おはよう!
今日クラスなんかザワザワしてない?
今日ってなんかのテストとかあったっけ??」
朝からクラスが賑やかなことを不思議に思っていた私は2人に聞いてみた。
確かテストはこの間やったばかりだしなぁ…
何か他にあったかなぁ?
「今日このクラスに転校生が来るらしいよ?」
「なんかすごくかっこいい男の子らしいの!」
そこまで興味のなさそうな沙織に、対して興味津々の舞美。
転校生か…
確かそんなこと言ってた…かな?