3年後、あの約束の続き
ざわつく心
月曜日、運命の日がやってくる。
いつも通り、8時40分には出社する。
買ってきた珈琲を飲んで、メールをチェックするのが朝の日課だ。
「おはようございます」
田野畑さんが出社してきた。
「あぁ、おはようございます。今日、本社からうちの部に1人来るらしいですね」
何気ない会話のフリをする。
「そう!本社勤務のエリートでイケメンらしいですね!!」
彼女の目がキラキラ輝いている。
彼氏居るでしょ・・・と言っても「これとそれとは別!」らしい。
「ま、渡辺さんのような『氷の女王』にはわからないでしょうが・・・」
『氷の女王』とは、不本意ながら私についたあだ名だ。
営業スマイル以外では、笑顔を見せない。
自分にも、他人にも一切妥協をしない。
そして、セクハラや男性からのアプローチを表情何一つ変えずにあしらっていることからきている。
実にくだらない理由だ。
「あー楽しみです。うちに新しい人が来るのも久しぶりだし」
確かにいわれてみれば、随分久しぶりだ。
うちの部は5名しか居らず、田野畑さん以降は誰も入ってきていない。
「確かにそうですね」
そう言った所で、部長がフロアに入ってきたのが確認できた。
「おはようみんな」
部長こと清水部長。40代半ばの男性で、この日本支社の設立から居る人だ。
いつも通り、8時40分には出社する。
買ってきた珈琲を飲んで、メールをチェックするのが朝の日課だ。
「おはようございます」
田野畑さんが出社してきた。
「あぁ、おはようございます。今日、本社からうちの部に1人来るらしいですね」
何気ない会話のフリをする。
「そう!本社勤務のエリートでイケメンらしいですね!!」
彼女の目がキラキラ輝いている。
彼氏居るでしょ・・・と言っても「これとそれとは別!」らしい。
「ま、渡辺さんのような『氷の女王』にはわからないでしょうが・・・」
『氷の女王』とは、不本意ながら私についたあだ名だ。
営業スマイル以外では、笑顔を見せない。
自分にも、他人にも一切妥協をしない。
そして、セクハラや男性からのアプローチを表情何一つ変えずにあしらっていることからきている。
実にくだらない理由だ。
「あー楽しみです。うちに新しい人が来るのも久しぶりだし」
確かにいわれてみれば、随分久しぶりだ。
うちの部は5名しか居らず、田野畑さん以降は誰も入ってきていない。
「確かにそうですね」
そう言った所で、部長がフロアに入ってきたのが確認できた。
「おはようみんな」
部長こと清水部長。40代半ばの男性で、この日本支社の設立から居る人だ。