3年後、あの約束の続き
夜明け前に、私は目覚めた。
起き上がろうとするけれども、起き上がれない。
しっかりと章が私を抱きしめたまま眠っていたから。
(ま、いいか・・・)
そのまま章の胸に、顔を沈める。
すると章も目覚めたらしく、じっと私の顔を覗き込んだ。
「おはよ、体、大丈夫?痛くない?」
「うん、大丈夫」
そう言うと、ぐっと私を抱きしめた。
「俺、何て呼べばいいの?まなみ?えみ?どっち?」
「うーん・・・他の人には『えみ』ってばれちゃいけないんだけど・・・」
すると、ふっと笑った。
「じゃあ、2人きりの時は『えみ』って呼ぶ」
触れ合う肌と肌が気持ち良くて・・・またウトウトと眠気が襲う。
「10年分・・・まだ取り返してないんだけど」
章が独り言のように呟く。
「でも・・・もうちょっとこのままでいさせて」
そう言うと-頬に章の唇が落ちてくる。
章の体温に安心して、もう1度私は眠りについた。
起き上がろうとするけれども、起き上がれない。
しっかりと章が私を抱きしめたまま眠っていたから。
(ま、いいか・・・)
そのまま章の胸に、顔を沈める。
すると章も目覚めたらしく、じっと私の顔を覗き込んだ。
「おはよ、体、大丈夫?痛くない?」
「うん、大丈夫」
そう言うと、ぐっと私を抱きしめた。
「俺、何て呼べばいいの?まなみ?えみ?どっち?」
「うーん・・・他の人には『えみ』ってばれちゃいけないんだけど・・・」
すると、ふっと笑った。
「じゃあ、2人きりの時は『えみ』って呼ぶ」
触れ合う肌と肌が気持ち良くて・・・またウトウトと眠気が襲う。
「10年分・・・まだ取り返してないんだけど」
章が独り言のように呟く。
「でも・・・もうちょっとこのままでいさせて」
そう言うと-頬に章の唇が落ちてくる。
章の体温に安心して、もう1度私は眠りについた。