3年後、あの約束の続き
もう1つの事実
車を走らせる事1時間半。
ようやく家の近くまできた。

家から徒歩数分の場所のパーキングに車を停めた。

「街、新しいんだね」

家の近くは、10年程前に再開発されたばっかりだ。

「うん、そこのマンションができて、この辺の再開発に紛れて引っ越してきた」
おかげで何も疑われることはなかった。
周りもみんな『新参者』ばっかりだったからだ。


ついにうちの実家に踏み入れる時が来た。
家のチャイムを鳴らして、玄関のドアをあける。


「ただいま」大きい声で言うと-「おかえりー!」と翔太が玄関まで迎えにきてくれた。
翔太はいつも通り、私に抱きついた。

「翔太、やっぱ身長伸びたよね」

「うん、130センチになってた・・・て、誰?」


顔を上げて章を睨んでいる。


章は-完全に困惑している。

「まさか・・・俺の子?」

「なぜそうなる」
 


すると「何?どうしたの?」とお母さんが顔を出した。
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