3年後、あの約束の続き
すると部長が
「瀬崎君、無駄だよ。『氷の女王』って言われているぐらい渡辺さんは動じないから」
結構動じてるんだけど・・・と言いたくなるが、ぐっとこらえる。
章は笑いながら
「まぁ確かに『女王』な風貌ですね」と言って笑っている。
長く巻かれた黒い髪、自分でも言うのはなんだが細い身体。
‐一時期は体重が30キロ台にまで減ってしまったけれど
そして真っ赤な口紅に、ピンヒール姿を見ては、みんな私を『女王』と呼ぶ。
昔はお姫サマに憧れていたけれど、今は通り越して『女王』・・・むしろ『魔女』とも言われているのだが。
「まぁいいや、渡辺さん、次の展示会よろしくね」
・・・やっぱり彼と組むことになるのか。
「ええ、よろしく。瀬崎さん」
平静を装って、少し笑って言った。
「瀬崎君、無駄だよ。『氷の女王』って言われているぐらい渡辺さんは動じないから」
結構動じてるんだけど・・・と言いたくなるが、ぐっとこらえる。
章は笑いながら
「まぁ確かに『女王』な風貌ですね」と言って笑っている。
長く巻かれた黒い髪、自分でも言うのはなんだが細い身体。
‐一時期は体重が30キロ台にまで減ってしまったけれど
そして真っ赤な口紅に、ピンヒール姿を見ては、みんな私を『女王』と呼ぶ。
昔はお姫サマに憧れていたけれど、今は通り越して『女王』・・・むしろ『魔女』とも言われているのだが。
「まぁいいや、渡辺さん、次の展示会よろしくね」
・・・やっぱり彼と組むことになるのか。
「ええ、よろしく。瀬崎さん」
平静を装って、少し笑って言った。