3年後、あの約束の続き
強引な王子サマ
「翔太はわがままに育つぞー。末っ子長男だから、俺とお父さんと一緒だ」
章はまたクスクス笑っている。
私ははぁっとため息をつく。
「わがままで強引な性格には育てたくないんだけどね・・・」
「・・・誰のこと?」
「・・・さぁ?」
そっけないフリをして窓の外を眺める。
章は不満そうにうーん、と呟いている。
「あ、そうだ章。うちに寄って欲しいんだけど」
スーツの上着、私が持ったままだ。
「どう行けばいい?練馬だっけ?練馬インターチェンジ?」
「うん、環七方面…」
「って何?」
「・・・高速降りたら説明する」
「はいはい、安全運転でまいりますよっと」
そう言って章は運転を続ける。
来た道をまた戻り、私達は東京へ車を走らせる。
章はまたクスクス笑っている。
私ははぁっとため息をつく。
「わがままで強引な性格には育てたくないんだけどね・・・」
「・・・誰のこと?」
「・・・さぁ?」
そっけないフリをして窓の外を眺める。
章は不満そうにうーん、と呟いている。
「あ、そうだ章。うちに寄って欲しいんだけど」
スーツの上着、私が持ったままだ。
「どう行けばいい?練馬だっけ?練馬インターチェンジ?」
「うん、環七方面…」
「って何?」
「・・・高速降りたら説明する」
「はいはい、安全運転でまいりますよっと」
そう言って章は運転を続ける。
来た道をまた戻り、私達は東京へ車を走らせる。