3年後、あの約束の続き
朝食を食べながら、私達はいくつかの約束をした。
あくまで会社での態度は変えない。
付き合ってることは、誰にも言わないこと。
(バレると橋本が不憫すぎる・・・我ながらだが)
なるべく朝食は一緒に食べて、今日の予定を話す。
早く帰ったら、帰った方がごはんを作る。
章が遅くなる日は、私は自分のマンションの方に帰る。
まあ想像できる範囲での、私達の行動パターンを当てはめてみた。
「ちゃんとバレずにできるかなあ」と章がぼそっと呟く。
それが言いたいのはこっちだ。
「なるべく、さあ・・・ちょっかいかける頻度、減らして」
毎日心臓が持たない思いをしていたのだ。
正直ボロが出そうで・・・ちょっと恐い。
「別に俺はバレちゃってもいいんだけどね」と章は意地悪に笑った。
それはおおいに私が困る。
「なんとかしてよね。じゃあ私先に出るよ」
私は山手線の定期しか無いので、新宿駅まで歩く。徒歩15分ぐらい。
立ち上がると「ほら」と合鍵を渡される。
「今日印刷会社行くんでしょ?俺もクライアント会いに行くから、昼飯誘うよ」
そう言ってそっと頬にキスして私を送り出す。
やっぱり章は欧米人化してきている。
ドキドキを歩く事で押さえながら、私は会社に向かった。
あくまで会社での態度は変えない。
付き合ってることは、誰にも言わないこと。
(バレると橋本が不憫すぎる・・・我ながらだが)
なるべく朝食は一緒に食べて、今日の予定を話す。
早く帰ったら、帰った方がごはんを作る。
章が遅くなる日は、私は自分のマンションの方に帰る。
まあ想像できる範囲での、私達の行動パターンを当てはめてみた。
「ちゃんとバレずにできるかなあ」と章がぼそっと呟く。
それが言いたいのはこっちだ。
「なるべく、さあ・・・ちょっかいかける頻度、減らして」
毎日心臓が持たない思いをしていたのだ。
正直ボロが出そうで・・・ちょっと恐い。
「別に俺はバレちゃってもいいんだけどね」と章は意地悪に笑った。
それはおおいに私が困る。
「なんとかしてよね。じゃあ私先に出るよ」
私は山手線の定期しか無いので、新宿駅まで歩く。徒歩15分ぐらい。
立ち上がると「ほら」と合鍵を渡される。
「今日印刷会社行くんでしょ?俺もクライアント会いに行くから、昼飯誘うよ」
そう言ってそっと頬にキスして私を送り出す。
やっぱり章は欧米人化してきている。
ドキドキを歩く事で押さえながら、私は会社に向かった。