3年後、あの約束の続き
「えみ、コーヒーいる?カフェオレにしようか?」
隣に居た章が立ちあがって、キッチンの方向を向いた。
「うーん、いいや・・・」
私は空返事をして、ごろんとソファーにうずくまる。
時計を見ると、もうすぐ朝の11時になろうとしている。
昨日から降り続いている雨のせいで、日が部屋に入ってこない。
おかげで時間感覚があまりない。
昨日は、章と2人でここ‐早苗お姉ちゃんの部屋 に帰ってきた。
志木さんはまだ、あの弁護士の先生や大旦那さまと話をするとのことで、先に私達2人が帰された。
帰ってきて気付いたことだが、章が上着を脱ぐと、内ポケットからポソッと茶色い封筒が落ちてきた。
中を確認すると、案の定と言うべきか。
私の月給より、遥かに多い札束が入っていた。
どうやらこれで『黙っておけ』と、いうことらしい。
とは言え、沢山の人が出入りするビルだ。
目撃者が居ないという保証はないので、私のことがバレてしまう可能性は大いにある。
仕方がないので、しばらく自宅待機になった。
章も目撃者ということで、一応。
隣に居た章が立ちあがって、キッチンの方向を向いた。
「うーん、いいや・・・」
私は空返事をして、ごろんとソファーにうずくまる。
時計を見ると、もうすぐ朝の11時になろうとしている。
昨日から降り続いている雨のせいで、日が部屋に入ってこない。
おかげで時間感覚があまりない。
昨日は、章と2人でここ‐早苗お姉ちゃんの部屋 に帰ってきた。
志木さんはまだ、あの弁護士の先生や大旦那さまと話をするとのことで、先に私達2人が帰された。
帰ってきて気付いたことだが、章が上着を脱ぐと、内ポケットからポソッと茶色い封筒が落ちてきた。
中を確認すると、案の定と言うべきか。
私の月給より、遥かに多い札束が入っていた。
どうやらこれで『黙っておけ』と、いうことらしい。
とは言え、沢山の人が出入りするビルだ。
目撃者が居ないという保証はないので、私のことがバレてしまう可能性は大いにある。
仕方がないので、しばらく自宅待機になった。
章も目撃者ということで、一応。