3年後、あの約束の続き
章はずっとパソコンで仕事をしている。
本当であれば、休みたくない時期だ。
私もパソコンを持って帰ってきているので、仕事はできるがやる気が起きない。
起きてからずっとソファーに座って、ただぼんやりとしているだけ。
‐とりあえず、今回は『殺人未遂』になると思う。はっきり防犯カメラに、殺意を持ってナイフを振り上げる瞬間が記録されている。
深夜の時間になる頃に、志木さんからそう連絡があった。
恐らく再犯で有罪判決になるだろうという話だ。
‐申し訳ないけど、渡辺さんのことがバレないという保証はできない。
『殺人未遂』と報道されると、私のことを探す人も出てくるだろうとのこと。
当然だろうな、とは思う。
コーヒーを入れてきた章が、私の隣に座った。
そしてゆっくり私の頭に触れる。
その瞬間‐私は心から安心する。
章の温もりを感じると、瞼が重くなってきた。
私は目を閉じて、章の膝に顔を埋める。
‐いつまでこれが続く?
今はただ章の温もりを感じながら、眠りにつく。
今はそれだけを、考えていたい。
本当であれば、休みたくない時期だ。
私もパソコンを持って帰ってきているので、仕事はできるがやる気が起きない。
起きてからずっとソファーに座って、ただぼんやりとしているだけ。
‐とりあえず、今回は『殺人未遂』になると思う。はっきり防犯カメラに、殺意を持ってナイフを振り上げる瞬間が記録されている。
深夜の時間になる頃に、志木さんからそう連絡があった。
恐らく再犯で有罪判決になるだろうという話だ。
‐申し訳ないけど、渡辺さんのことがバレないという保証はできない。
『殺人未遂』と報道されると、私のことを探す人も出てくるだろうとのこと。
当然だろうな、とは思う。
コーヒーを入れてきた章が、私の隣に座った。
そしてゆっくり私の頭に触れる。
その瞬間‐私は心から安心する。
章の温もりを感じると、瞼が重くなってきた。
私は目を閉じて、章の膝に顔を埋める。
‐いつまでこれが続く?
今はただ章の温もりを感じながら、眠りにつく。
今はそれだけを、考えていたい。