3年後、あの約束の続き

実は・・・さっきの話には続きがある。

章の伯母さんの写真を見ながら、「私も早く章と結婚したい!」と言っていた。
すると章が立ち上がって・・・銀の大きな折り紙を持ってきた。
そしてジョキジョキと折り紙を切って王冠を作ったのだ。


それを私に被せて「花嫁さん、と言うより・・・お姫様みたい」
そう言って、章はにっこりと笑っていた。
ばあば様も優しく笑う。
「でも結婚式は日本でしてね」と言って。


‐ノルウェーの花嫁衣装を知っているだろうか。
章の伯母さんの結婚式で、伯母さんはノルウェーの伝統的な衣装を着ていた。
「ブーナッド」と呼ばれているもの。

そして頭には・・・大きな王冠を載せるのだ。
代々受け継がれていく、大切な王冠を。


‐やっぱり彼は確信犯なのか?それとも天然か?
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