3年後、あの約束の続き
それから2人は、よくうちに遊びに来た。
特に土日は家政婦さんが来ない日なので、よく2人はうちでごはんを食べていた。
天気のいい日は、よくみんなでピクニックへ出掛けた。
私にとっても『家族同然』の2人だったのだ。
小学校に上がると、いつも章と宿題をして遊んだ。
毎日私と、章の家を交代で行き来する。
章の家までは、うちから15分かかるが学校からは10分足らず。
章の部屋からは町を見下ろすことができて、私はこの部屋が大好きだった。
章の方は、私の部屋の方が好きらしかったけれど。
「出窓を開けるとすぐ庭だから」らしい。
正直なところ章はルックが良く、運動神経も良く、小学生ながらモテていた。
でも彼は『女嫌い』だったのだ。
私以外の女の子とは話そうもしない。
‐おそらく母親が出ていったトラウマなのだろう。
私は『家族』にカウントされていたので、側にいることを許されていたのだ。
『モテる章といつも居る女の子』
そんな私が、女子の嫉妬の対象であるのは言うまでもなかった。
結局私は友達があまりできず、いつも章と2人で遊んでいた。
この時がずっと続くと疑いもせずに・・・。
特に土日は家政婦さんが来ない日なので、よく2人はうちでごはんを食べていた。
天気のいい日は、よくみんなでピクニックへ出掛けた。
私にとっても『家族同然』の2人だったのだ。
小学校に上がると、いつも章と宿題をして遊んだ。
毎日私と、章の家を交代で行き来する。
章の家までは、うちから15分かかるが学校からは10分足らず。
章の部屋からは町を見下ろすことができて、私はこの部屋が大好きだった。
章の方は、私の部屋の方が好きらしかったけれど。
「出窓を開けるとすぐ庭だから」らしい。
正直なところ章はルックが良く、運動神経も良く、小学生ながらモテていた。
でも彼は『女嫌い』だったのだ。
私以外の女の子とは話そうもしない。
‐おそらく母親が出ていったトラウマなのだろう。
私は『家族』にカウントされていたので、側にいることを許されていたのだ。
『モテる章といつも居る女の子』
そんな私が、女子の嫉妬の対象であるのは言うまでもなかった。
結局私は友達があまりできず、いつも章と2人で遊んでいた。
この時がずっと続くと疑いもせずに・・・。