３年後、あの約束の続き
「ありがとう。じゃ、大槻さん待って終了です」

一応全てが終了して、業者の人たちの撤収している。


大槻さんは・・・「すいませんトラブルです」と電話があり、少し時間がかかりそうな雰囲気だった。

念のためもう１度大槻さんに電話をかけると・・・
「事務所のサーバー系統が・・・死にました・・・」
と何とも死にそうな声で返事があった。

どうしたもんか・・・一瞬橋本と顔を見合せると「貸して」と章が私の携帯を取った。

「大槻さん？瀬崎です。どうしました？」
章は大槻さんと会話を始めた。

「・・・だったら・・・って私が行きますね。お待ちください」
そう言って電話を切った。

「俺行ってくる。多分大丈夫だと思うからその辺で待ってて」

「瀬崎さん、わかるんですか？」
そう聞くと
「俺、元々は日本で言う理工学部だよ。そういうのは得意」
そう言いながら章は振り返らずにさっさとバックヤードに消えていった。
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