3年後、あの約束の続き
章は相変わらず、なんでもない顔で私の部屋に遊びに来る。
時々、荷造りを手伝いに章の家に行ったけれど。
荷物の搬出が終わると、章は隣町の親戚の家で過ごすことになっていた。
(ちなみに早苗お姉ちゃんは、一足早く出発していた)
搬出が終わった日には、我が家でも盛大にお別れ会をした。
そして旅立つ前日、深夜12時を回った頃、章が私を迎えにきた。
半分寝ていたが、出窓をノックする音で目が覚めた。
「ちょっと出てこれる?」
何で?!とも思ったけれど、きっともう会えなくなる。
私は急いで準備をして、親に気付かれないように窓から家を出た。
2人で無言のまま、丘の上に続く道を歩く。
家に到着し、章は何も言わずに鍵を開けて、自分の部屋だった場所へと歩く。
部屋のドアを開けると・・・窓から町の光が見える。
カーテンも何もない部屋で、ただ2人でぼんやりと夜景を眺めていた。
この世界にふたりぼっちみたい
そう言うと、章は「本当にそうだったらいいのに」
呟くように、そう言った。
時々、荷造りを手伝いに章の家に行ったけれど。
荷物の搬出が終わると、章は隣町の親戚の家で過ごすことになっていた。
(ちなみに早苗お姉ちゃんは、一足早く出発していた)
搬出が終わった日には、我が家でも盛大にお別れ会をした。
そして旅立つ前日、深夜12時を回った頃、章が私を迎えにきた。
半分寝ていたが、出窓をノックする音で目が覚めた。
「ちょっと出てこれる?」
何で?!とも思ったけれど、きっともう会えなくなる。
私は急いで準備をして、親に気付かれないように窓から家を出た。
2人で無言のまま、丘の上に続く道を歩く。
家に到着し、章は何も言わずに鍵を開けて、自分の部屋だった場所へと歩く。
部屋のドアを開けると・・・窓から町の光が見える。
カーテンも何もない部屋で、ただ2人でぼんやりと夜景を眺めていた。
この世界にふたりぼっちみたい
そう言うと、章は「本当にそうだったらいいのに」
呟くように、そう言った。