カクテル・マジック
あまのじゃく対決
「あ〜!やっぱ無理ーっ!」
行きつけのバーのカウンターに小さな紙袋をバンッと乗せて崩れるようにへたり込む。
「何?結局アイツに渡せてないの?」
私が差し出した義理チョコを受け取りながら顔を覗き込むのは、この店のマスター。
「だって行くとこ行くとこ女に囲まれて手作りや高級チョコ貰ってるのよ。どうせ私のなんか義理としか思われないし」
彼と私は仕事上のパートナー。取引先に同行したり社内でも一緒に居る事が多い。
「二人で飲んでる時“好き好き〜!”ってよく絡んでるじゃん?奴もわかってんじゃない?」
「お酒の力で言ってるから絶対本気にしてないよ」
行きつけのバーのカウンターに小さな紙袋をバンッと乗せて崩れるようにへたり込む。
「何?結局アイツに渡せてないの?」
私が差し出した義理チョコを受け取りながら顔を覗き込むのは、この店のマスター。
「だって行くとこ行くとこ女に囲まれて手作りや高級チョコ貰ってるのよ。どうせ私のなんか義理としか思われないし」
彼と私は仕事上のパートナー。取引先に同行したり社内でも一緒に居る事が多い。
「二人で飲んでる時“好き好き〜!”ってよく絡んでるじゃん?奴もわかってんじゃない?」
「お酒の力で言ってるから絶対本気にしてないよ」
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