【完】【短】初恋を教えてくれた顔も知らぬ君へ

Dear*You...

Prolog*

「まだない…」





学校の図書室に毎日のように通っている理由はこれ。




私の読みたいシリーズの1巻が常に借りられてる。



きっとずっと同じ人が借り続けてるんだと思う。



早く返してほしいと思う反面、


どんな人が借りてるのか知りたい。




本を読む人に悪い人はいない。



だから、きっといい人が借りてるに違いないんだ。